百合

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君と

自分の体がまだ生きられることも分かっていた。
守らなければならないものがあることも分かっていた。
私には彼がここを最期の時にしようとしていることも分かっていた。
そしてこの先どう足掻いても一緒にいれないことも分かっていた。

それでも自分だけ戦って私を別のベクトルで幸せにしようとする彼の意志だけはわからなかった。

分からないなら私も戦うしかない
彼を守りたい。彼と共にありたい。そんな生ぬるくて、安易な想いで行くのではない。
私はただ最期まであなたの女であり続けたい


さあ逝こうか、君と

4/3/2025, 11:20:03 AM