日常の一ページ

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タクシーの運転手 肩越しに見えた景色は
まるでホワイトアウトの様 不透明な
大体2000円位の距離 釣り銭渡したなら
ご機嫌な声で「忘れ物にはお気付けを」

降りたら直ぐそこ 喫煙所に勇み足一つ
今日も此処の臭いは 何とも例えようの無い
肩狭しと少し狭めれば 何食わぬ顔で
戯言を吐き続ける 煙草咥えた他人


僕のこの手は 今日もきっとドス黒いから
過去の君に言い訳なんて 出来やしない
謝る事すら出来ない僕は 泣けもしないから
蔑む君が丁度良い


あの頃ずっと笑ってた
綺麗な笑顔が 今じゃ薄ら笑い
こんな顔に なる予定じゃなかったと
ふと、声を亡くした。

9/22/2025, 10:31:48 AM