岩肌に絶えずぶつかる波を見下ろしながら頬にあたる熱を感じていた目線を横に移した瞬間に熱源はさっと前を向いてしまうぬくもり残る頬を潮風がさらう彼女のとがった鼻を目でなぞる睫毛が震えるのはこちらを向く合図でまた波に目線を戻すそれを幾度か繰り返してようやく熱と熱がぶつかった
5/4/2025, 1:25:41 PM