書く—書いた記録

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「ところで」
「ところで?」

「なんか意味深な」
「なんか意味深だ」

「……」
「お題のことだよね?」

「そう。『答えは、まだ』なんていってると、答えは一つ説や中間的な答えが許されていない文化的な問いな気がするね」
「んー、それは?」

「答えは暫定的なものとか今はこれとする。みたいなのがないと、答えを出さなきゃいけないとかみたいなのを感じるね」
「あー、必ず答えなきゃいけないから『まだ』があるのか」

「それと「正解」がある問いかどうかとかものね。なんか教育の弊害っぽさを感じるね」
「なるほど。正解がある教育をうけるとそうなるかも」

「今のことはなんでも正しいみたいに思っていても、数百年後から見たら間違いだらけなんだろうし。今から数百年前がそうだったように。まあ加速していくので、百年後ぐらいで感覚としては数百年前かもしれないけどね。コンピューター以前と以後、インターネット以前と以後、今のような汎用的なAI以前と以後」
「長い。でも正解って時代によって違うとかあるよね。だとしたらこのお題もそうかもしれない」

「その時代の人には答え合わせができないんだろうね。その点ではお題のように答えは、まだ。みたいなのはあるね。本質的な分からなさという点でね」
「わからないのが正解みたいな」


お題『答えは、まだ』

9/16/2025, 11:24:43 PM