詩栞堂―シカンドウ―

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往く途は深い霧で隠していて
その先も
せてめ小さな砂の城を作れるように

ないものねだりは分かっているから
日の光から私を隠して

神様が囁くから
出逢うべくには出逢うから
帰り路のないその途を往くまでは
「白馬の王子様」の夢を見させて



ないものねだり(お題)

3/26/2024, 11:00:09 PM