「喋よ 花よ」
美しい花が凛と咲き
その周りを蝶がヒラヒラと舞っている
それらは美しくそしてどこか儚く
見たものを魅了させてしまう力を秘めている
だが、この美しさも魅力もいつか必ず散ってしまう
いつか散るから美しい
いつか散るから花を咲かせ、羽を羽ばたかせる
いつか散るから今を懸命に生きようとする
辛さや苦しさが見えずその分、美しい部分が引き立ち
見るものを魅了する
綺麗な所を切り取ったように
綺麗な所だけ目を向けるから
美しさの裏は誰も知らない
いつか散るその日まで咲かせてみよう、その花を
いつか散るその日まで舞ってみせよう、その羽で
その命すり減らして
8/8/2022, 6:25:24 PM