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イルミネーション。
街中にあかりが灯ると、目の中の汗が反射して仕方がない。マスクから漏れ出た水蒸気なのか、心からあふれ出た残り汁なのか、全くもって不可解なもの。最近はもう罪悪感で胸が傷んでも、自覚できないから、イルミネーションをみると思い出す。そんな夜の日。
一室でぬくぬくとしていると分からないけれど、思い切って湯を沸かすように身体をほ照らしたり、倉庫の角のダンボールなんかに隠れていたら、声が聞こえる。喜んでたり、はしゃいでたり、つんけんしていたり。自分とは程遠いあなたたちが羨ましくて、細い目をつくる。私もイルミネーションをみたい。空が晴れていて、星が隠れていて、月が顔をしかめて、君が笑ってる。そんな中で生きていたい。
そんな中なら、ちゃんと光を写せるだろうから。

12/14/2022, 1:14:29 PM