深夜。空白の時間帯。この時間帯に歩いていると、どこかぼんやりして数メートル先すら闇に包まれ、街灯だけが。ちょうど2時のことである。男が1人、何処かへ行くわけでもなく、ただ歩いていた。右手にはマタイによる福音書、7章の7節を書き写した紙切れを。求めた。尋ねた。叩いた。そして、男は歩く。両手に何も持たずに。
1/26/2026, 2:46:45 PM