寂しさを感じる時。
それは、仲の良い友人が思い出話に花を咲かせている時。
話についていけないのだ。
写真には確かに若かりし頃の私が写っている。
「一緒に行ったじゃない」と言われれば、確かに行ったような気もする。
こんな話してさ…とか言われるとよくわからない。
その時どんな気持ちだったか…全くわからない。
楽しかったのか、嬉しかったのか、はたまた悲しかったのか。
「昔の事はよく覚えているんだけどね…」という症状ではない。昨日の晩ごはんも明確に覚えているし、仕事を忘れる事もほとんどない。たまにはあるが人並み程度だと思っている。
記憶の容量が少ないのか、記憶の保存期間が短いのか。
なかなかこれという理由が見出せない。
なぜだろう。写真に写る私は本当に私なんだろうか。
どこかで中身が入れ替わってしまったのか。
いつか何かのタイミングで全てを思い出すかもしれない。
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お題:寂しさ
12/20/2024, 8:30:46 AM