小さな勇気。
ピピピッピピピッ。
少女がいる小さな部屋に一つアラーム音が鳴り響く。
少女はベッドから起き上がっていつも通り学校に行く
準備を始めた。だが、少女は固まった。
何故ならば少女は体が上手く動かないのだ。
彼女は少し、体の筋肉、関節の節々が痛むようだ。
なぜ、そんな詳細まで知っているかって?
それは、私のことだからだよ!!
こんな茶番を挟んでいる場合ではない。
それよりも体がだるいようで、しんどいのだ。
あぁ、どうしよう。
そうだ、母に相談して今日は学校を休もう。
「ねぇ、お母さん。なんだか喉が痛いの。」
「えぇ?喉?熱を測りなさい。」
ピピッ
少し薄暗い部屋に無機質な音が響く。
「ぁ……。」
「何度だったの?」
「……36.5」
そう一言呟けば母は驚いたように目を見開いて
口を少し開けて笑った。
「ふふっ、全然熱ないじゃないの。大丈夫よ。マスクしていきなさい。」
「はーい。」
少し体に倦怠感を覚えながらも私は学校に向かう。
学校に向かう途中後ろから声が聞こえた。
「おーい!!○○〜!」
「お、△△じゃん。おはよ」
私とは違う元気が有りふれてる友人に振り回されながらも
学校に向かった。
キーンコーンカーンコーン。
学校のチャイムがなった瞬間に皆、疲れ果てたのか
はたまた授業に飽きただけなのか分からないが、
一斉にロッカーに行くもの、トイレに向かうもの、
友人と席を近づけて世間話でもしようとしているもの。
様々な反応が見て捉えれた。
さて、そんな中私は一体どんな行動を取ったのかというと
私は腕を枕にし、机に伏せていた。
私は冷や汗が止まらなかった。
何もかもがしんどいのだ。
喉が痛むし、足の股関節が痛いし、首の後ろが痛む。
しかも授業にも集中できなかった。
私は三限目を耐えれたら保健室に行こうと思っていたが
限界を迎えたので二限目と三限目の休み時間に
教師に体調不良で集中できないので保健室に行ってもよいかと
質問した。
私は初めて、体調不良で保健室に行くのでとても緊張したが
あっさりと教師が許可を出したので少し気が楽にもなった。
階段を降り、保健室に行き保健の教師に熱を測るように
指示されたので熱を測ると36.9度だった。
私は「あ、この後も熱上がるな。」と思った。
だが、私の予想は上回った。
一時間保健室で横になって休憩していたら、
再度熱を測るように言われ、測ってみると
37.8度だった。私は目を見開いた。
私以外にも同じクラスの友人が保健室に来ていたため、
私はその報告を友人の後になったが、
友人の時は
「◇◇さん。どうする?早退する?」
と聞いていたのに、私が熱を伝えると、
「○○さん帰ろっか。」と即答されたのは
体がしんどい時でもよく覚えている。
友人と教室に早退する用意をしに一旦戻ったら、
クラスメイト達に
「え!○○と◇◇帰るの!?」とニヤついた顔で
残念、残念と言っていたのは今でも忘れてないからな。
その後に熱何度だった?と質問された時に
「え、37.8ですけど?」と言った時の顔は今でも笑える。
保健室にいた友人も少し心配そうに
「え、○○大丈夫?」と少し引いていた。
家に帰った後昼食をとって直ぐに寝た。
その後に熱を再度測ると36.8度まで下がっていたので
睡眠は力強いなとも思った。
こんな文章を書いているが段々しんどくなってきたので
今日の愚痴はここまでにしておこうと思う。
最近インフルエンザとかコロナがまた流行りだしている
と保健の教師から聞いたのでこれを読んでいる人も
読んでいない世間の人も是非気をつけて欲しい。
熱にかかったら大分しんどいぞ。
ちなみに母は驚いていた。母はただの喉の乾燥で
喉が傷んでると思っていたのに、学校から娘さんが
熱を出している〜なんて言われたからそりゃあ
驚くよ、なんて言われたもんだ。
それじゃあ、しっかり睡眠でもとって体を休めようと思う。
おやすみなさい。
1/27/2025, 4:31:32 PM