優しさだけで、きっと
誰からも嫌われない優しさを花束に。
聞こえない本の音は思い出すこともなく、一方通行の雨の色を目にすることもなくなりました。
服に袖を通すたび、優しさで彩られていくような。なくなった心のすみかに優しさを押し込んで、身体を作り替えていきました。
そんな毒とも薬ともつかない優しさに蝕まれてしまったのですね。本の音を忘れてしまったから、雨に濡れなかったから、心をなくしてしまったから。
今日も花束を抱えましょう。
意味はなくとも、為がなくとも
5/2/2026, 12:35:44 PM