ペンギンの搾り汁

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エッチがしたいなぁ……って気分で寝ると、エッチな夢を見れる。

腹減ったなぁ……って気分で寝ると、飯をたらふく食う夢が見れる。

私が今朝見たのは、姉を殺す夢だ。
つまり、それは。

「おーい」
寝癖まみれの姉が、私の前で手を叩く。
ぼーっと、一人の世界に入り込んでいた私は、目を覚ましたかのように顔を上げた。

私はこの人を、殺したいと思っているのか?

「大丈夫そ?」
うーん……。
死んでほしくないなぁ、やっぱ。
こんな可愛い存在が家から居なくなるのは、嫌だもん。

「お姉ちゃん」
私の声に、彼女は安堵してため息を吐く。

「どうしたんだい、我が妹よ」
気取った感じに腕を組み、私の言葉を待つ。

「お姉ちゃん、死なないでね」
「え?」
私はそっと、彼女の頬を撫でながら、その唇に触れてみた。
顔が赤いけど、嫌では無さそう。
抵抗は、してこない。

「お姉ちゃん、やっぱ死んで」
私はやっぱり、この人を殺したい。

殺して、殺して。

他の誰にも、この可愛さを見てほしくない。

私だけの、お姉ちゃんだ。

1/23/2026, 2:50:04 PM