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意味がわからないし
それってつまり同情なんじゃない
それって浸かって甘えてしまうほど
甘くはないんだからさ
日傘の先を見ても
悲しくて寂しくて嫌われるのが怖いなんて
絶対に言わないし悟られたくもないんだ
だから早く見限ってくれ

なにが俺をこうしたのかって
心当たりはあるけど今さら振り返らないよ
もう過ぎたことだし
遠い遠い昔の記憶が根を張ってると
所々気付くのは こんな冗談で
隠してしまおう
割り切って俺と君はこういうもんでしょ

それ以上もそれ以下もない

君と話してるとまるで雨の路地裏に太陽の光が射し込むような気持ちになるんだ
その目線を奪いたいのに
いつか逸らされるのが怖くて
踏み込めずに 駆け引きをして
いつの日か君が飽きるのを待ってる

妥協や勘違いなんじゃない
面倒見るようなもんじゃない

なにか魔法みたいに俺に染み付いた
考えも呪いも消してしまえれば
そうすれば幸せに笑えるのかな

10/13/2024, 1:51:24 AM