本当のことはよく分からない。
君が消えたあの日、この街は心のままにサラサラ音も立てずに無くなった。
太陽が照らす街並みが段々光を増して行く。
一つまた一つと姿を消す影を、見ていることすらままならなかったのに。
例えば明日目が覚めて、あの日のように肩を並べて見上げた夜空が、また目の前に現れるような、そんな気がしてならない。
落ち着きがない、切なく思える心が、何故かドキドキと輝いている。
それはこの街に、舞い降りた悪夢のよう。
好きなのは、怖いからじゃない。
好きなのは多分、限りなくゼロに近い想像を超えた、期待より絶望のもっと先にある。
完全に君が
溶けてる。
その匂い
みたいな話。
おやすみ。
1/28/2026, 4:24:32 PM