✧風に身をまかせ。
僕は一攫千金を夢見て、マグロ漁師に転職した。
航海中、巨大なマグロが現れた。
すかさず銛を突き刺そうとしたら、誤って海に転落した。
漁船に引き返そうとしたが、波に飲まれて流された。
その後、運良く島を発見し、泳いで上陸した。
翌日、島を探検したが人間は住んでいなかった。
僕は無人島に漂流したのだ。
日本に帰りたい!
元の生活に戻りたい!
残された手段はイカダを造る事だけだった。
僕は大きな石で竹の節に叩きつけて折った。
そして、竹を15本切り出した。
次に竹を14本並べて葛紐で縛った。
帆柱は竹を立て、帆は海岸にあったブルーシ−卜を代用する事にした。
これでイカダは完成した。
数日後。
「今日は強風が吹いている!今しかない!!」
僕は出航した。
イカダは順調に日本に向かって進んでいる。
「よし!!計画通りだ。風に身をまかせて日本に帰れるぞ!!」
僕は自分に酔っていた。
そう思った瞬間、風向きが変わった。
「ええ!!嘘でしょう!?」
イカダは成す術なく島の影に流された。
数カ月後、僕はフェリーの乗組員に発見されて無事に救助された。
5/15/2026, 9:50:39 AM