恋するロマンチストな乙女

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#手放した時間
私と彼は、禁断の恋をした。叶いもしなかった切ない両想いの恋。彼は、私のたった一言で、恋に落ち、それから、どんどん大きくなる私への愛が凄かった。彼は、今までに無い程、私を唯一、溺愛してくれた人だった。だからこそ、彼は、私にとって、「過去一幸せな恋」、そして、「過去一最高な男」だった。彼と両想いの期間。そりゃ、物凄く幸せだった。この恋が永遠に続けば良いと、願ってはならないのに、本気でそう願ってしまう程に。でも、彼と、私は、やはり色んな意味で繋がれない運命だと知る。彼との関係性は、「ツインレイ(魂の片割れ)」であり、禁断の恋(不倫相手)でもあったからだ。更には、仕事が同じで、仕事内でも気付けば目を付けられていた。だから、私は、彼を「好きだからこそ、手放す」事を選んだ。彼の事がまだ大好きで、仕方ないから、手放すしか無かった。彼を手放した時間。私の心に、ぽっかり大きな穴が空いてしまった感覚だ。前までは、誰よりも、彼が一番近い存在だった。なのに、今じゃ、こんなにも、誰よりも彼が一番遠い存在。会いたくても会えないもどかしい距離。「恋(来い)」って言うから「愛(会い)」に行った時間、期間。どれもが私にとって、かけがえの無い思い出。人は、出会うべき時に、出会うべき人に出会う。それが、いかなる複雑な状況でも。でもね、彼と出会って、恋した事、沢山お互い傷付け合って、辛くなったけど、それでも、私は、彼と出会い、恋をした事、全て後悔してない。だって、出会うべき時に出会えた人だから。明日も彼の隣に私は、もういない。そして、私の隣にも彼は、もういない。彼が望んでると信じ、彼の為にも、彼を手放した事に対して、強くなった、私は。今までありがとう。大切で最愛だった私だけの「アラジン」へ。

11/23/2025, 12:41:16 PM