雫華麗詩羽

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【月夜】


なーんかつらくって。
なーんか泣きたくって。

なーぜか眠れなくて。


無性に、歌詞を書きたくなった。

やり場のないこの気持ちを、
一枚の紙にぶつけたくなった。


夜は真っ暗。

電気を消した部屋も真っ暗。


でも、それでいい。それがいい。

この真っ暗さは、自分の内側を表しているみたいで

息苦しくなかったから。心地が良かったから。


吐けない気持ちは積もりつもって

私を毒した。

でも、そのことに慣れたから、

慣れちゃったから、

毒は私を飲み込んだ。

私は毒を飲み込んだ。

月の尊い輝きが、

電灯の輝きと同じに見えたとき、

私は"わたし"が死んでることに、気がついた。

"わたし"は私に殺されたことに気がついた。



3/7/2026, 2:32:45 PM