思い出を語るアカウント

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薄情者だ

あんなに悲しかったのに
あんなに忘れたくないと思っていたのに

もうじいちゃんの笑顔が思い出せない
もう、じいちゃんの声が掠れている

癒えるためにひとは忘れるという
じいちゃんを忘れることが癒しならこの悲しみはなんだ

片親だった私は、働く父の傍で祖父母に育てられた
あの思い出たちが、朧げになっていくのに、これが癒しだというのなら神は何て残酷なんだろう

そのくせ後悔はいつまでも忘れさせてくれない

薄情者だ、私も、神様も、みんなみんな薄情者

3/25/2025, 5:11:41 PM