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 夜景の美しさに瞳を輝かせる貴女の隣に立ち、そっとその横顔を伺って微笑んでいたい。しばらくして景色を見るのに満足し、こちらを向いた貴女を抱きしめて、その額に軽く口づけたい。そんな俺の想像の中で、照れたようにこちらを見上げる貴女の顔の、何と愛おしく美しいことか。

 俺はもう、貴女の隣には立てません。
 貴女と面と向かってお話しすることも叶いません。
 それでいい、それを俺は望む、そう思い定めて決めたことに後悔こそありません。只こうして時たま、貴女と共に生きるみちがあったのなら、どれだけ幸福だっただろうと夢想する俺を、どうか許してください。

9/18/2024, 1:04:41 PM