今年は少し、本当にすこし、ダイエットなど始めようと考えておる物書きです。
別に、BMIとしては、本当に、特に、無難なのです
(お察しください)
ただ皮下脂肪というものは内臓脂肪より落ちやすいと、どこぞのネットで知りましたので、
そう、ほら、今年の抱負として
(お略)
というのはそのへんに置いといて、今回のおはなしのはじまり、はじまり。
最近最近の都内某所、某本物の稲荷狐が居る稲荷神社は、今年の書き初めイベントが終わったところ。
紅白のしめ縄をちょうちょ結びに、首輪のように、かわいらしく飾った子狐が、
背負った大筆に墨汁をつけて、稲荷寿司とお揚げさんで接待されて、それはそれはご機嫌で、
大きなおおきな半紙の上を、全力疾走。
お狐様が走り回った半紙の切れ端に、今年の抱負をよくよく念じて、それをお焚き上げに投じれば、
念じた抱負をやり遂げるためのチカラを、御狐様が授けてくれる、と言われています。
ホントかどうかは、人間には分かりません。
だって検証しようがないのです。
再現性にも、乏しいのです。
それでも、その稲荷神社の参拝客は、「あれを為したい」、「これを為したい」の小さな願いを、
参拝客は今年の抱負として、半紙に託すのです。
ところでそんな抱負の半紙を
ギューっと握って
ガチめに二重にも三重にも願掛けして
そしてお焚き上げの焚き火にくべて
パンパン!二拍手一礼する野郎がありまして。
「今年こそは、今年こそはッ!!
この東京を滅亡世界の難民たちのために!
開放してみせる!!」
なんだか妙な抱負もあったものです。
どうやらフィクションふぁんたじーな物語らしく、
「ここ」ではない、別の世界から来たようです。
「あと今年はゼッテーに副業で黒字にする!
薪材ビジネスと飲食で!脱!資金難!!」
ノーモア!利益ドロボウ!!
ノーモアキャンプ管理官!!
ドチャクソに必死に願掛けする、野郎の右隣と左隣では、野郎の部下の女性が双方ため息。
「取り敢えず、夏からずっと不通のゲートが、今年こそ開通すればそれで良いですよね」
「あと難民さんね。 現地さんとのトラブルなく、無病で過ごしてくれれば」
「ね」 「ねー」
おみくじ引いて帰りましょうか。
今年の抱負もそこそこに、部下の面々は上司を置いて、稲荷まんじゅう買って帰ります。
「アテビちゃんとこ寄ってく?」
「そっとしてあげましょ。せっかく自分がやりたいこと、こっちで見つけたんだもの」
メスの大人の稲荷狐が、その様子をじーっと観察して、クシュン!くしゃみをひとつしましたが、
そっちの物語はお題と無関係なので、
気にしない、気にしない。 おしまい。
1/3/2026, 8:01:06 AM