ずっと自分に自信がなかった。
だから、がむしゃらに頑張って、とにかく人よりも頑張って。
皆が「あの子には敵わない」、そう思える自分になりたくて。
休まずに走ってきた。休む事が不安だった。
休んでいる間に誰かに抜かれる、と思っていた。
だから休めなかった。走り続けるしかなかった。
何年も走り続けて、ある日気付いた。「今の私なら大丈夫。」
自分が頑張った結果で周囲にも認められ、満足だった。社会的にも、経済的にも、人望も。全てにおいて今の自分になれた事が、そこまで頑張れた自分が、誇りだつた。
でも、今になってわかった。
目の前で、あなたが走る、転ぶ、泣く、微笑う。
小さい体を精一杯使って「ママ」って呼んでくれる。
頑張る私も頑張らない私も、全てを受け入れて必要としてくれてる。
ねぇ、知ってる?
あなたが生まれた日から、あなたの全てが私の誇りになったんだよ。
人って、生きてる、それだけで誰かの誇りになれる事もあるんだよ。
有難う。生まれてきてくれて。
8/16/2024, 12:46:12 PM