両片思いの男子がいた。
「今日はありがとう」
デート(?)終わりに2人で夜道を歩いてると、彼が急にそう言ってきた。
「めっちゃ楽しかったー!」
背伸びして買ったミニスカートも、この日のために練習した髪型も、全部君のためだよ。
…って言いたいなぁー…。
「ねぇ」
「ん?」
でも、思いは我慢ができなかったらしい。
「私…もう準備できてるし、待ってるから」
君に素直な気持ちを伝えてみた。彼は照れたり、誤魔化したりしないで、穏やかな顔でこう答えた。
「待ってて」
2人の間にほのかにあたたかい風が通り過ぎていく。
それは、2月の少しずつ春を感じた日だった。
『待ってて』
2/13/2026, 10:52:17 AM