不思議で仕方がない。
どうしてこの世界は、色があるのだろう。
青い空や白い雲。
それは赤い夕焼けや青い黎明にも色を変え、その間には漆黒に染まる夜がある。
海は青く、木々は緑、これも赤や黄色に色を変え、花や植物にいたっては、色とりどりだ。
世界はカラフル。人種だって色で分けられる。
どうしてこの世界は、音があるのだろう。
心地良い音楽、耳障りな騒音、人の話し声、動物の鳴き声、すべての環境音。
それらの音から、人は状況を認識する。
リラックスしたり、テンションを上げたり、不安になったり、異常を察知したり。
あなたの声や好きな音楽をずっと聴いていたい。
だけど日々、様々な音が耳に飛び込んでくる。
どうしてこの世界は、行動しないといけないんだろう。
学校に行ったり、職場に行ったり、勉強したり仕事したり、友達と遊んだり恋人とデートしたり。
やりたいこと、やりたくないこと。
当たり前に出来ること、自分にだけ出来ないこと。
それで悩んだり、頑張ってみたり。
いずれすべて無に帰るとしても、その行動に価値はあるのだろうか。
どうしてこの世界に、自分がいるのだろう。
命が芽生えた…命って何だ?
ゼンマイも無いのに、何故動く?
何故モノを考える?
メンドくさい。
でも、思いを吐露するのは嫌いじゃないから、今日は世界について考えてみた。
…いや、いつのまにか、世界というより自分についての考察になっているが。
まあ、「我思う、故に我あり」そして、自分が認識するからこの世界は存在するのだろう。
自分のいない世界は存在しないも同然だ。
色も音も行動も、自分がそれに心を動かされるからそこにある。
そして、人生に意味を持たせてくれる。
自分がここに存在する理由も。
命の原理なんて分からないけど、色や音や行動があるこの世界で生きていくのは、そんなに悪くない。
6/9/2025, 10:10:37 PM