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コーヒーが冷めないうちに

『君の淹れてくれる熱々のコーヒー毎日飲みたいな』

 あなたがなんてことなく呟いた言葉がさ、本当に嬉しくて柄にもなく美味しいコーヒーを淹れれるように努力した。

 でも結局無駄になった。
だってあなた実は猫舌だったんだもん。
言ってくれたら別にアイスコーヒーでも淹れるのにな…

『だって君が頑張って練習してるのに、申し訳ないって』

バカだなぁ、私からしたらあなたが舌を火傷する方が申し訳ないことなのになぁ。
ホットコーヒーが冷めたのは苦手だから、今度からアイス
コーヒーを淹れるね。

 私ホットコーヒーも好きだけど、あなたと同じものを飲んでゆっくり話すことの方がもっと好きなんだ。

9/26/2025, 5:10:14 PM