【ブランコ】
寂れた公園
金属が擦れる音が響く
僕は下を向いて前後に揺れる地面をじっと見つめている
隣では少女が上を向きながら、これでもかとブランコを漕いでいる
少女は息を切らしながら言った
あたしね、あなたのことを大切に思ってるの
不幸になってほしくない
何でもしてあげたいの
少女はさらに勢いをつけると、ブランコを飛び降りた
ゆるく弧を描いて少女は着地を決める
さっ、帰ろうか。
…うん。
帰りにコロッケかってあげる。好きでしょ?
2/1/2026, 11:05:48 PM