ぽち

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~紅茶の香り~

角砂糖をいくつかカップに沈め、カチャカチャと混ぜ合わせる。
底に溶けずに残った砂糖ごと一気に喉奥に流し込むと、目の前に座っていた彼女がため息をついた。
「もう少し砂糖の量を減らしたら?それじゃ紅茶の味が分からないでしょう」
「これでいいんだよ、これで」

10/27/2024, 10:46:38 AM