木弓るん

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透明

透き通った空に澄みきった風が流れる
水に濡れて空を仰ぎ見る君は
光に透けて消えていきそうだった

あまりにも幻想的で儚くて
目が離せなくて
だけど近づいてはいけない
気付かれてもいけない

木の影に身を潜めて息も殺して
なのに心臓はドキドキで苦しくて
あぁ、この身が透明ならいいのに

5/21/2024, 1:00:42 PM