もっと知りたい
その日は珍しく朝早く学校に行った。
宿題がまだできてなかったから、早めに家を出て。
どこか学校全体が青みがかってる気がして、いつも違う静かな学校にとてもワクワクした。
教室に着くと、誰もいないかと思ったら、君がいて、静かに本を読んでた。
その姿が、この、いつもと違う教室にぴったりで、なんだか入るのを躊躇ってしまうほどだった。
思い切って、おはようと言ってみた。
すると、意外だったのか、一泊置いて、おはようと返してくれた。
続けて、『数学の宿題難しくない?。昨日までに終わらなくてさー。』と言ってみた。
『そうなんだ。』と君は返してくれた。
一向にこちらへ顔を向けてはくれなかったけれど、ページを捲る手が止まっていたことに気づいて、なんだか、
嬉しくなって、机の下で、パタパタと足を動かした。
にやけないように、唇の裏を噛むのが大変だった。
3/12/2026, 11:56:30 AM