『隠された手紙』
君がいなくなった部屋で、君がいなくなったことを信じられないまま息をする。
ふと視界に飛び込んできた君が好きだと言っていた本を手に取った。
表紙を開こうとして、ページの隙間に挟まっていた白い封筒に気づく。
表面にあるのは見慣れた君の文字で綴られた僕の名前。
何となく察してしまって、喉の奥が震えた。
無我夢中で封筒を開ける。
文字で埋め尽くされた便箋が十枚、ところ狭しと押し込まれている。
夢中でその文字を追った。
ところどころ涙が染みたあとがあって、視界が潤み始める。
頬を涙が伝った。
途中書きです!
2/2/2025, 10:52:04 AM