テーマ「風のいたずら」
あなたからの電話で目覚める朝。
苦手な早起きもあなたの声で目覚めるなら
起きてみるのも嫌じゃない。
外出するのもあまり好きじゃないし
お家が大好きなんだけど、
そんな時にあなたからの連絡。
「今度、ご飯行かない?」
そんなLINEでウキウキになる。
約束の日〜
待ち合わせ場所で待つ彼は
いつも以上に素敵すぎて
胸が高鳴って、ドキドキした。
「ごめんね。遅れちゃって💦」
「ううん。今来た所だから大丈夫だよ。」
「今日、寒いでしょ?ほら、手冷たいじゃん」
ふいに腕を伸ばした彼の手がふっと
私の手を掴み、彼の上着のポケットに繋いだ手を
スっと入れられて寒いのも悪くないなと思った。
季節は冬。雪も、ちらつき
まだまだ寒いけど心は暖かい。
風が吹いて寒さに震えてると
彼が「これ着てな?」って上着を貸してくれた。
鼓動の音が聞こえてしまいそうなほど
ドキドキしっぱなしだった。
風のいたずら坊やは、かなり良い仕事をして
その日、彼との距離がグッと縮まって
仲が良い友達▶正式に恋人になり
その日、以来。冬とアウトドアが
少し好きになって出掛ける理由が出来るのは
嬉しい事なんだと改めて知った。
もしかしたら、風のいたずらは
恋のキューピットなのかな?なんてね笑
1/17/2025, 11:26:02 AM