「 違うんです 、あの事件の犯人は○○さんじゃないんです!!! 」
今日も 、あの子は 声高らかに叫び続ける 。
「 あの日 、あの人は 事件現場には 居ませんでした !見たんです私は!」
そう言っても 、誰一人と 聞く耳を持たない 。
いつまで 叫び続けるんだろう 。
あの事件は とっくに時効が過ぎてるのに 。
「 お願いです 、話だけでも…… !」
誰にも 信じて貰えずに 、可哀想な子 。
あの子は毎日こんな調子だ 。流石に 警察官も ぐったりしている 。
嗚呼 、うんざりする 。
いっそ この子も 消してしまおうか 。
あの 両親と一緒に 。
イライラする気持ちを 必死に抑え 、彼女の横を 通り過ぎていく 。
…… 彼女の 視線が痛い 。
ハッキリと 、こちらを見つめている 。
「 あ 、あの人だ 。」
10/21/2022, 2:27:57 PM