るに

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はぁ。
なんだか夜更かししたくて、
少し古い迷子列車に乗った。
食堂はうどんしか無いし、
自動販売機も
ミルクティーとココアしか無い。
初めてこの列車に乗ったけど、
色々めちゃくちゃだ。
でもまさか
車掌さんが車両ごとにアナウンスするとは。
中々面白い。
嫌な人は星のボタンを押してくれと言っていたが、
一人寂しい夜は
少しの話し相手がいる方がいいと思ったので、
押さずに待っていた。
意外と早くにアナウンスが来た。
初回の人に配ってるという枕を選び、
少しだけ車掌さんと話した。
窓が大きいこと、
星を見るお供の本のこと。
時間はあっという間に過ぎ、
"Good Midnight!"
と言って
車掌さんは他の車両へアナウンスに行った。
また一人に戻る。
食堂のカウンター席からしか見れない
星があると車掌さんが言っていたので、
おすすめしてもらった本をら借りて
食堂へ向かった。
ミルクティーを買い、
1番端のカウンター席に座る。
どの星がここでしか見れない星なのか、
わからなかったけど
やわらかな光が
私を包み込んでくれて、
その中で読む本は最高だった。
首が痛くなってきたので
少し視線をずらす。
5つくらいの
全部同じ味のうどんが目に入った。
にしても、
本の名前にも麺類が入ってるなんて。

10/16/2024, 2:48:39 PM