堕落吐き

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君は微笑んだ。僕を、その澄んだ瞳で真っ直ぐ見つめながら。
「…と、…して…。」
掠れた声で君はそう告げた。ほとんど聞こえない、けれど僕にはわかった。
「いいんだ、僕にはこれしかできないから。」
君は困ったように笑った。
やがて君は安心した顔で目を閉じた。
僕もすぐにいくよ。
君の所に。

『たとえ間違いだったとしても』

4/22/2023, 10:51:46 AM