わをん

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『夢と現実』

そろそろと訪れる夜明けは夢のその身を端からくずおれさせていく。夢は夜明けに食われることを当たり前のように受け入れて、いやむしろうれしそうでさえある。
「終わりの見えぬ私など、この世にあっていいはずはない」
一夜のまぼろしは一夜であるからこそなのだ。

12/5/2023, 3:25:50 AM