多田野一人

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秋風
色付き始めた木々を優しく揺らす秋風…少し冷たくて、何処か物悲しい…
春風に舞う、桜の花びらの華やかさや、艶やかさは無くて、色とりどりで美しい景色なのに、落ち葉の舞う姿は、物悲しい気持だけが浮かんでくる…
この、秋風が吹くと、屹度君の俤が浮かんでくる…寂し気な瞳の君は、夏の終わりに現れて、秋風と共に、ふっと消えてしまったね…何時も、儚げな眼差しが、何時までも、忘れられなくて…

11/14/2024, 2:55:27 PM