林の影に隠れて”さらさら”と流れる水の音。
山の方から聞こえてくる、”けーんけーん”というキジの鳴き声。
田んぼの水面に、空からやってきた雨が波紋を描く。
“ぽつぽつ”が、やがて、”ざあざあ”になるのといっしょに、傘が奏でる音は、”ぽたっぽたっ”から、”ばたばたばた”になる。
わたしの足音も”てくてく”から”たったったっ”になる。
やがて雨が止み、”ぱあっ”と太陽が顔を出す。
眩しくて太陽から目を背けようとしたとき、そこに”どんっ”と虹があることに気がつく。
空のキャンパスに”こっくり”と七色の虹のきれいな曲線が描かれていた。
なんだかうれしい気持ちになって、”タタンッタタンッ”とスキップをしながらうちへ帰った。
______________________________さらさら_________。
5/29/2025, 7:29:14 AM