夢見る心
「昨夜、男性が女性を刃物で殺した事件がありました。警察によると…」
ある日、彼から相談があった。
「最近、誰かにつけられてる気がする。」と
「そうなの?女の人?男の人?」と私が質問すると
「女の人だったんだけど、めっちゃ怖かった。」
「スートーカーなんじゃない?」というと
「そうかもしれない。」と真剣そうな顔で言ってきた。
そんなに、怖いなら殺してしまえばいいのに。と心の中で呟いた。私だったら…と考えていると彼が
「明日、帰ってくるの遅いかも。なんか、部長がさぁ…」と仕事が長引く用事ができてしまったらしい。彼は、誰もが知っている会社で働いているらしい。常に忙しいのだ。それなら、そんな彼をつけているストーカーを探したいと思った。
それから、毎日私は一晩中彼のあとをつけた。でも、特に怪しい人はいなかった。逆に、私が誰かにつけられてる気がした…
彼を付け回してから3週間後の日
その日も、いつものように彼を付け回していたすると急に彼が振り返ったのだ。私は、電柱に急いで隠れた。でも、バレてしまったらしい。
「出てこい。」私は、降参し電柱から姿を現した。すると
「やっぱり、君だったんでしょ?僕のストーカー。」と言った。どういうことか、彼がストーカーに追われているというので彼を付け回していたのに。この人は彼じゃなかった。この人は何を言っているんだろうか。
「そんな、不思議な顔しなくてもわかってるでしょ?僕と付き合う前も、僕のストーカーしてたよね?」とニヤッとしながら彼は言うので
「なんで、?」と聞くと
「君はいつでも、僕のことを1番に考えてくれるから。僕が相談すればついてくるかなと思って…あっそういえば、お前も出てこいよ!」と彼は言うと、私の後ろな彼がいた。私は、道路で彼と彼じゃない誰かにはさみうちされていた。よく見れば、二人とも顔が似ていた。
「嘘…」
「嘘じゃないよ。"双子"なんだよ僕たち。気づかなかったの?」
「ごめんなさい。」怯えながら私は言った。そうだ。忘れてた。彼は、嫉妬ぶかかった。
「なんで、僕が今の彼氏だってわからなかったの?なんで?なんで?」そんな彼の手には刃物があった。どうしようそんなことを考えていたら遅かった。私のお腹に、刺さっていた。私は意識をなくした。でも、彼らはニヤニヤとしていた。
…「昨夜、男性が女性を刃物で殺した事件がありました。警察によると…お互いがストーカーだった。そう、…」
…「嫌なニュースばかりだな〜」と私は病室でテレビを。見ていた。なぜか知らないけど、私は昨夜お腹に刃物が刺さっていたらしい。それを、近くに住んでいる人が発見して搬送してくれたらしい。私は、記憶も曖昧になってしまった。この夢見る心は真なのか嘘なのかこのニュースを見ると、頭が痛くなる…
4/16/2024, 1:19:29 PM