確かに自分が過ごしたはずだった遠い日の記憶は、日々をこなしていくごとに、うすれて、霞がかかったようにぼんやりと消えていく。あの日幼い私が感じていた鮮烈な喜びも、苦痛も、いつのまにかなくなって、でも私は毎日私として生きていく。きっと今感じている惨めさも葛藤も忘れて、これからも私は生きていくんだろう。過去の自分のことなんて、自分でも理解できないのかもしれないお題「遠い日の記憶」
7/17/2024, 12:48:25 PM