【君と最後に会った日】
おはよう って
君をいつも起こしに行ってた
眠そうな君に勢い良く突進して
すり寄って
君の匂いをいっぱい吸い込んだ
毎日がとても幸せだった
それが出来なくなってから どれくらい経ったのだろう
優しく笑いかけてくれる声も
撫でてくれる手も もう無い
明日はいるかな?と思って眠りに就いても
毎朝希望は打ち砕かれて
段々と この家から君の匂いが消えて行く
あの日 皆が集まっていたあの場所
そこに君はいるの?
匂いはしないけど きっとこの下にいるんだよね?
冷たい石に 寄り添ってみる
やはり君の匂いはしないけど
何だかとても眠くて
僕も瞼を閉じた
6/27/2023, 2:23:33 AM