多田野一人

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蝶よ花よ
お嬢様…そう呼ばれていた君が、何故、僕の所に…
初めて会った時、君は、周りの取り巻きから、ちやほやされていて、貧乏人の僕なんか、まるで意識していなかった…時々すれ違う事はあったけれど、君の瞳には、僕の存在なんて、まるでなかったようだね…僕をも、住む世界が違う人に、興味なんて無かった…
それがある時、君が僕にぶつかってきたのに、謝らないのに注意してから、何故か絡んで来るようになって…そして、今、こうして一緒に歩いている…

8/8/2024, 2:59:56 PM