棗_元 涙空

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始まりの時を告げる言葉
それは同時に終わりを告げる言葉でもあった
たとえば友人から恋人へ
たとえば家族から他人へ
終わりがあるから次の始まりがあるのか
始まりがあるから終わりが生まれたのか
なんとなく考える時がある
言葉とは絶対的なものだ
信じなくても信じてもそこに心が宿るから
私の始まりは何にしよう
何で終わらせて何で始めよう
浮かぶのは
「ありがとう」
「好きです」
「さようなら」
こんなありふれたどこにもない言葉だ

9/6/2024, 10:23:32 AM