『ひそかな想い』
とても、とても、後悔していることがある。
酷いことをした。
当時の私は、それをわかっていなかった。
何年も何十年も経って、ある日ハッと気がついた。
きっとあの時、私はあの人を傷つけた。
しかも無自覚に。
どうして今の今までそれに気づかなかったのだろう。
私が未熟だったから?
周りが見えていなかったから?
あの人の事情を知らなかったから?
でも、そんなことは言い訳にならない。
没交渉となった今では謝ることもできない。
蒸し返されても嫌な思いをさせるだけだろう。
だから、ひそかに想うだけだ。
かつての友が、幸せであるように。
私のことなど忘れて、笑顔でいるように。
2/21/2025, 9:45:17 AM