この物語は誇張と構造でできています

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落ちていく感覚はあった。
落ちるというより、堕ちる。
もうすぐテストがあるらしい。受験も…半年もすれば目前だ。部活は遊んでばかりでまともに活動なんてしていない。運動音痴で、夏休み明けすぐの体育祭が、そしてその練習が酷く辛い。極め付けには性格も悪いのだろう。同じ高校を目指して居た子は全くと言っていいほど違う方を目指し始めた。

その子は頭も良くて、運動部の部長だ。それはそうだろう、ここまで差があるのにわざわざ私なんかと同じところに行く必要はないだろう。

そんな言い訳ばかりして、また匿名で小説や絵を下手で拙いながら書いて、描いて。自己満足ですなんて顔して投稿して評価を求める。そんな毎日に逃げる私は、きっと今も落ち続けているのだろう。

6/18/2023, 11:49:12 AM