アオハルとバスケ

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キラキラと輝く漆黒の夜空に街の明かりが淡い灯りを浮かべる。キュポッとペンの蓋を取りきゅっと音を立てて字を線にする。そう、七夕は日本中の織姫の心を救う「願いこと⭐️ホイホイ叶えるぜDays」なのだ。私はもちろん彼のことを書く。通称彦星、4組の佐々木くんだ。彼は紳士、天然、クールの三本持ち合せ。
もう、カッコ良すぎて罪だと思うレベルだ。こんな私が彼に見合うはずがない。でも、だからと言って諦めたくはない。私はこれまでの三ヶ月違うクラスになっても彼の記憶から忘れ去られないように必死に良い女子アピールをしている。短冊の最後の一枚を取り願ことを書き込む「あの人と進展がありますように。」私は彼のイラストを書き込み、遊び心で矢印を引っ張り、誰かわかるかな…?
と、書いた。書くんじゃなかった。自分で言うのもあれだが、私はイラストがそこそこ上手いので、絵柄で自分の短冊だとバレてクラスの男子に数名にみられた。そりゃまたすっごく目立つところにかけていたので、「いつかバレるだろう」と、スリルを楽しんでいたのかもしれない。

「3組のあの子と話すキッカケができますように 佐々木」

放課後の暗く、微かに残った淡い光の中私の短冊は隣にあるそれに構わず昼間と同様にひらひらと揺れ続けた。

アオハルとバスケ
↓とっても面白い⁉︎
解説なので興味のない人はどうぞ飛ばしてください…。

【今日は7月7日、七夕をモチーフにした物語を描いてみたよ^ - ^実は、これ実話でまじでクラスのやつに見られたんだよねwwまぁ、彼の短冊が隣にあるってのは当分フィクションだけど😅違うクラスになっちゃった佐々木との恋応援してくれると嬉しいです!】(バスケやってて苗字が佐々木でグレー色のジャケットを羽織っている人は急遽黒いジャケットを羽織っている3組短めポニテ女子へ、)

7/7/2025, 12:48:40 PM