岐路
帰路ではなくて岐路
人生の分岐点… そこまで書かないと分からない人は文章を読むセンスがないと個人的に思う。そういうのを作家や脚本家や書き手のせいにして私の分かるように書けとか言う人いるけど、子供じゃないのだから読み取れよ、読み取れなきゃその書き手あんたに合わないからどれだけ読んでも分からないし読み取れないよ子供みたいに全部3歳児にでも分かるように説明されてたらセンスないんだよ物語として。
汽車を待つ君の横で
私は時計を気にしていました
降り出した雨が窓を濡らして
涙なのか雨なのか分からなくなっていました。
静かな優しい雨は
二人の想い出隠すように
降る時を知り別れの朝にそっと
想い出の後にそっとふりだしました。
動き始めた汽車の窓に
顔をつけて君が呟いた
言葉を知りたくなくて
怖くて下を向いていました。
去年よりも時は君を綺麗にして
去年よりも時は貴方を逞しくした
少しずつ違う道歩き始めたことを
この時はまだ気づきはじめていたのに
気づかないふりをして何時ものように
手をふり別れました。
それが最後に会った日になった事を
今もまだ忘れません
君が去ったホームに残り
降り止まぬ雨に肩を濡らしていました
優しい雨は
まるで二人の岐路を帰路に帰すように
迷わぬように傷つく姿を隠して
その身体を包み込みました。
雨の降る岐路に立ち
帰らぬ青春の日々を懐かしく想いながら
きっと微笑む日が来ます
その日までサヨナラは言いません。
2024年6月8日
心幸
6/8/2024, 3:00:20 PM