月影 零

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君の今居る場所はどんな天気だろうか。
晴れてるだろうか、雨が降っているだろうか、それとも
曇っているだろうか。
風は強いだろうか、逆に吹いていないのだろうか。
乾燥しているだろうか、それとも湿ってじめじめしているだろうか。
暖かいだろうか、涼しいだろうか。
僕は君が今どんな環境を生きているのか想像するのが
楽しくて仕方ない。君の生きる世界を想像するのが凄く
楽しくて、それと同時に君の隣に立っている僕を想像してみたくもなる。
僕が今立っているこの場所は雨が降っている、湿った風が吹いていて蒸し暑い。正直最悪だと思う。
でも、君の立っている場所は晴れていて、風もなく涼しいかもしれない。というかそうであって欲しい。
「所により雨」って言葉。
雨が降ってるのは極わずかな範囲。
きっと君の所は晴れていて僕の所は雨が降ってる。
僕はその"極わずか"を引き当ててしまったのかもね。

天気に例えたけどさ。心配事が起きるのって"極わずか"な確率なんだ。君が心配してる事の殆どは起きない。
だからどうか、胸を張って堂々と挑戦しておいで。
きっと待ってるのは青空で、もし雨空だったら
「ついてないなー」で済ませれば良いから。

『何かに挑戦する貴方に1点の雲のない空が
広がっていますように』

-とある少年の独白-

3/24/2023, 12:56:14 PM