遠雷が聞こえる。誰かが遠くのあの人の地雷を踏んだようだ。きっと「あの人」は、普段は物静かな人なのだろう。だから、黙っていた地雷を踏まれて今雷が鳴っている孤独を気付いてないふりをして暴言や暴力を受けても心を押し殺した。毎日、必死に耐えていたあの人は、地雷を踏まれたことによって、ようやく心をひらけた言いたかったことを声に出した時、その人はようやく、『自分』を表せた。遠雷は誰かの心の叫びなんだ。
8/24/2025, 6:07:45 AM