朝、起きれば最初に目に入るのは猫。
机の上で、だらりと身体を伸ばして寝ている。
昼、ご飯を作ろうと台所に立てば足元に猫。
構って欲しいのか、忙しい時に限って喉を鳴らして私の足にじゃれついてくる。
夕方、窓を開けてやれば窓辺に猫。
何をそれほど熱心に見ているのか、窓の外へ向ける視線を全く逸らさないのは少し面白い。
夜、風呂場の扉の向こうに猫。
どうやら私の姿が見えないと寂しがるらしく、足拭きマットの上に、猫のお気に入りの小さなぬいぐるみが届けられている事がよくある。
深夜、朝と同じ机の上に猫。
人の生活する時間と合わせてくれているのか、我が家の人間達が寝静まると猫も眠りにつく。
なかなか素直になってはくれないが、人を好いてくれているのはよく分かる。
どうだ、うちの猫はこんなにも可愛い。
〈誇らしさ〉
8/16/2024, 2:18:54 PM