徒然子連

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私は「お前さえいなければ」と言われて育った。
約30年前、二十歳で私を産み、離婚し、シングルマザーとして子育てをする母は、世間の風当たりや自分のこだわり、周りの友達への羨望、きっと気負い過ぎていたのだろう。
小学生のときに私を祖父母宅に住ませて、まるで子供などいない独身女性のように仕事をしていた。母と会うのは年に3回程度。

子供の頃から生まれてこなければよかった、消えてしまいたいと思っていた。消極的で暗い子供だった。それでも生きてきたのは優しい人に恵まれてきたからだ。

今は子供を産み育てながら農業をし、地域の人たちとなるべく関わるように、忙しく、忙しくしている。

いつか死ぬとき「あなたがいたから」と誰かに思ってもらえるように生きたい。
私が変われたのは夫と子供がいるから。我ながら強くなったと思う。

6/21/2024, 4:04:27 AM