『夜が明けた。』
友達とみんなで朝まで飲んで朝方に始発で帰る。
夜が明けてくると空は、夜の藍色からオレンジ色へ、そして白っぽく変わってきている。空気はひんやりと湿っぽく、街は日中の喧騒が嘘のように静か。
眠さと気だるさと、やや二日酔いの体を引きずってみんなで駅まで歩く。
一晩中飲むなんて、今ではもうそんな体力もないし、不思議とやりたいとも思わない。
それでも、こういうときの朝の光景は今でもはっきり思い出せるし、今となっては学生時代の宝物。
青春、だったのかもしれない。
4/28/2025, 1:14:04 PM